船員の人間関係の悩み、なによりも気遣いが大事!

 

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船員は人間関係が難しい

と 船員を目指す方は聞いたこともあるのではないでしょうか?

どの職場でも人間関係に悩む方もいますよね。

会社に行きたくない、嫌いな人と顔を合わせることも億劫になりますよね。

 

陸上に勤務する会社員のかたなら仕事が終わり家に帰ったなら

イヤな事もわすれてリフレッシュできます。

仕事が終わるとフリーなのでストレスが溜まったらカラオケや夜のドライブ

などで発散もできます。

 

ところが、

船員の場合はストレスが溜まったからとスグには発散出来ない環境にあります。

船員は乗船期間が2ヶ月から3ヶ月、船で暮らします。

陸上にあがることはあまりないので

24時間仕事も船の上になります。

なので

どんなに、ストレスをためようと仕事したくないときでも

強制的に仕事になります。

そう、逃げ場がないのです!

そういったことが原因で船員を辞めていく人も少なくないです。

しかも、船内の人間関係が船員の離職率No1になっています

 

今から船員の道に進もうと思うけど自分につとまるか不安とおもう方も

いるとおもいます。

 

せっかく、船員になったのに人間関係で船内での生活が最悪になるのは避けたいですよね。

今日は船内生活を楽しむコツを記事にしてみようと思いましたので

よかったら参考にしてくださいませ。

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1 船内でのコミュニケーションを円滑にするために

 

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アイサツの徹底

 

初めての乗船時、アイサツから入るとおもいますが

船員によっては無視あるいは、聞こえない声でなんか言った!みたいな人がまれにいます、社会人として人としてどうなの?

ってこともありますが、相手も船員になって何十年のベテラン!

すぐに辞める船員を何人も見届けてきました。

ベテラン船員もみんな、今から乗船するアナタがどんな人かみています。

 

なので

ビビらずアイサツは元気よくしていきましょう。

何日か経つと苦手な人も出てくると思います。

苦手な人が出来ると、できる限り近づきたくないですよね。僕もそうでした。

でもそこからが勝負です。

まず基本のアイサツから頑張ってみましょう。

元気よくハキハキ挨拶をすると相手もやる気があると思ってくれるし

何より、これから船員として頑張っていこうという思いが伝わってきます。

 

 相手のしてほしいことを考え理解し率先してやる(気遣いができる)

人間関係を良好に保つには気遣いが大事です。が

これが以外に難しいですよね。なんでも気を遣えば良いのではなく

TPOに合わせた気遣いが必要になってきます。

もし タイミングを間違えば単なる邪魔な人 お節介になってしまい

空気の読めない人になってきます。

例えば

みんな休憩してて一人で今やらなくても良いようなことを

するとか。

船内での人間関係を心配するのはわかりますが

これではかえって逆効果ですよね。

なのでTPOを分けていきましょう。

 

さりげなく気遣いできるようになる

仕事で気遣いが出来ない人は嫌われます。

僕は船員になり10年がたちますが、人間関係が原因で辞めていく人を

何人か見てきましたが大半があまり気遣いが出来ない人や自己中の人が

辞めていくのが多いと思います。

そこでアドバイスとしてまず第一に相手が行動する先を見極め

自分から率先して行動を起こすことがさりげな気遣いにも繋がります。

相手が今から取り組もうとすることを先読みし、さりげなくお手伝いしていく

事が気遣いにも繋がります。

こういったことを繰り返しやっていくと徐々に

この人なら仕事を任せても大丈夫だと信頼を得ますね。

そういった信頼を勝ち得たなら船内での私生活も上手くいくでしょう。

 

 

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2 何をやってもやっぱり苦手な人との付き合い方

3ヶ月の乗船中にホントに苦手な人も出てくるかもしれません。

でも、仕事の付き合いなので嫌いだからと

無視するはけにはいきません。

僕もそんな人間関係になやんでいましたが

ある方法で今まで嫌いとか苦手だなと思っていた人が

実はそれほどでもなかったと思うようになりました。

 

その方法は。

1 苦手な人の良いとこを探す

人には誰だって良いとこと悪いとこが必ずありますが

1度嫌い 苦手と思うとその人の悪いとこしか見えてこなくなります。

これを心理学ではカラーバス効果 といい、

 

一つのことを意識するとその情報がクローズアップして目にとまるようになること。

 

なので

相手のイヤなとこばかりを意識すると自然とイヤなとこが見えてきます。

逆に良いとこを見るよう意識してみるとだんだん良いところが目につき

はじめ相手の新たな部分が見えてきてドンドン今までのマイナスの感情から

プラスの感情に変わってきます。

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3 船員になってぶち当たる3つの悩み

1 作業時間を教えてくれない

これは結構、船あるあるの場合が多いと思いますが

荷役準備の作業や停泊中のペンキ作業などの時

普通はホワイトボードに何時から作業とか書いてあるんですが

一部の船にはそういう習慣がないのか書いてなく分らないときがあります

そういったときは、上司に聞くのですが曖昧に答えたり 知らないと

言われたりします。

仕事時間が分らないのって気が気じゃないですよね。

遅れたら怒られるし、時間分らないし。。。

そういったことが原因で嫌われたりもしますので大変です

僕も何回か経験あるのですが、その時僕がしてたことは

早い時間からみんなが揃うまでずっと待つか、

一人で出来るとこまでをとりあえずやりながら、みんなを待ってました。

でも、船の仕事は危険がたくさんあり二人一組でするような

仕事もあるので注意しましょう。

 

2 説教したがる人

これが一番困ります。普通の時は良いのですがアルコールがはいると

仕事の話からはじまり最後は説教になり最悪キレられることがあります。

 

もうどうしよーもないいんですけどね。これ始まっちゃうと。。。

内容もチンプンカンプンが多いですよね

 

3 早い時間に停泊した時の夜中まで宴会

船員は酒豪が多いです。まれに病的なほどの無類の酒好きな人とか

それは良いのですが、ずっと付き合わされること。

自分の時間もなくなりますし好きなことが出来ず1日が終わる。

これ、何気にキツいんですよね。

 

まとめ

どんな職場でも船員の世界でも悩みは一緒なんですが

船員は3ヶ月同じ環境というのがネックになってきます。

 

でも、それさえ克服出来たらなかな 船員の生活もすてたものでは

ありませんし、折角 船員になるのでまずは自分の出来ることから

はじめてはどうでしょうか?

船員はぶっきらぼうの人も多いですが真剣に付き合ってみると

みんな面白い人なので マイナス感情に振り回されず頑張りましょう。