旅行好きな人必見、未経験で船員になったらこんなとこまでタダで行けちゃった。仮バース時の過ごし方
最近、船の仮バースの時に近くの神社の御朱印集めにはまってます。
僕は未経験から船員になり10年が経ちました。
最初は、船の生活に慣れるので精一杯で他に余裕もなく楽しめなかったんですが
今は船内生活、船員としての自分にも慣れてきて、仮バースが合ったりしたらプチ旅行に行ったりしてます。
今日はその船員の楽しみ仮バース時の過ごし方について話していこうと思います。
- 1 仮バースとは
- 2 仮バースがとれるタイミング
- 3 仮バースでの船員の過ごし方
- 4 仮バース時の船内での過ごし方
- 5 未経験で船員になってよかったなと思うこと
- 6 今まででいった最高だった場所 BEST3
1 仮バースとは
船員は原則として3ヶ月乗船して1ヶ月休暇になりますが
仮バースといって船の動静(荷役の予定)が空けば積み地に近い岸壁で船を着岸して
陸上に上がることが出来ます、仮バースでは1日休みになったり
半日休みになったり岸壁に着けるタイミングで変わったりもしますが
大抵は午前中に着岸して出港時間まで自由行動ができます。
仮バースは船によって違いがありますが、少なくとも月に数回(2~3回)はあります。
MOV 0351 仮バースに向かうところ。
2 仮バースがとれるタイミング
荷役がないとき
運ぶ荷物がないときに本来なら、停泊になるんですが時間があって
岸壁に先約がないときなどに着岸できます。
荷役が午前中で終わり昼までに着岸出来るとき
岸壁が遅い時間でも空きがある場合船長判断でつけることもできます。
仮バースは船員にとって一番の楽しみですので、みんな、仮バースのために仕事を
頑張っているといっても過言ではないです。
もし、仮バースがとれるのに、岸壁が空いてなかったら
残念ながら沖アンカー(海で停泊)になります。
そのときの、落ち込みようといったら。。。
3 仮バースでの船員の過ごし方
大体、どの船員もパチンコに閉店まで行ってる人たちが多いのですが
僕が乗ってる船では、映画みたり、一人カラオケに行ったり、美味しい物を
求めて食べ歩きなんて船員が多いですね。
航路にもよりますが、
有名な観光名所などにも行けたりもするんですよ。
僕の船では北海道 関東 東北 四国 九州ほとんど行けてます。
そういった地域の食文化に触れながらの食べ歩きなんかはすごく楽しいです。
4 仮バース時の船内での過ごし方
船内には20代から60代くらいまでの船員が暮らしていますので、
趣味一つとっても色んな人がいます。
船員は着岸したらすぐ、船をおりて遊びに行くんですが
中には、今晩の夕食や生活品を買いに行きあとはゆっくり船内でくつろぐ船員もいます。
船内で何をしてるかというと、
寝てるか、お酒をのむか、テレビ、本を読んだりしながら過ごしています。
ちなみに、僕は上がらなかった場合はネットフリックスやアマゾンプライムなどの
映画をみながらダラダラしています。
5 未経験で船員になってよかったなと思うこと
ズバリ、タダで色んなとこに観光にいけることですね。
旅好きな人には魅力的に思われるかもしれませんね。
だって、有名観光地はもちろんのこと、多分船に乗ってたら行ってないと思うような
場所だったりにタダで行けちゃうわけですから。
その土地その土地の文化に触れながらその土地の人と交流も出来たりするし
船員冥利に尽きると思います。
6 今まででいった最高だった場所 BEST3
1位 北海道
もう、改めて言う必要なんてないんじゃないかと思いますが、
食べ物旨いし 人も優しいし、温泉あるし、地域によって特色が違っていて
その土地の文化に触れるだけでも楽しかったですね。
函館はホントに食べ物美味しいし、観光地だけあって賑やかであきません。
そのなかでも、僕はラッキーピエロという函館のチェーン展開するハンバーガーが好きで3日函館に仮バースしたのですが、毎日ラッキーピエロで食べてました。
そのとなりにある長谷川ストアの焼き鳥弁当もオススメです。
なんとオーダーが入ってから焼き鳥焼いてくれるんです。
他にも小樽や釧路、室蘭、も行きましたが全部すばらしいところです、
2位 宮城県塩竃
仙台は東北一の繁華街で夜はスゴク賑わってました、
仙台名物の牛タンから始まり居酒屋の食べ歩き、しめに萩の月という銘菓を船のおみやげに買って帰りました。
3位 宮崎県
宮崎、とにかく南国です。海はきれいだし山、川もすべてきれいです、
おまけに、食べ物もやすくて美味しいですよね。
宮崎地鶏にかなりハマりましたね。
本日のまとめ
いかがでしたか?
船員は乗船中は働きづめではなくちゃんと、長い船内生活のなかでも
たのしみがありそれぞれ自由な時間を過ごしながら
船内生活を送っています。
船内で生活するのはラクではないけど月に数回の楽しみがあり
こういったメリハリをつけながら頑張っています。
いまから、船員になる人も楽しみを見つけて充実した船内生活にしたいものですね。